看護助手の辞めたい・退職理由はさまざまです。
看護助手を辞めたい理由5選
看護助手を退職する理由としては以下の5つが多い傾向があります。
業務内容に対して給料が低い
看護助手を辞めたくなる理由として多いのが、業務内容の割に給料がそれほど高くないこと。
看護助手の月収は夜勤を含めても約21万円です。
例えば、看護助手が行う業務のうち以下のようなものは、心身に大きな負担がかかるものです。
夜勤や入浴介助などに肉体的負担はもちろん、職場によっては人間関係による精神的な疲れもあるでしょう。
こうしたことを考えると、仕事内容に対して給料が低いと感じるかもしれません。
汚物の処理が大変である
看護助手は仕事の中で排泄物の処理業務にあたることがあります。
排泄物や嘔吐に物慣れていないとつらいことも多いと思います。
病棟勤務であれば多くの患者さんと接することから、こうした業務は避けては通れません。
汚物の処理がどうしても苦手なため辞めるという人も一定数います。
職場の人間関係のストレスがある
人の命を預かるという責任があることから、看護助手をはじめ医療従事者はプレッシャーを感じやすいです。
たとえ悪気はなくても同僚に対してきつくあたってしまうこともあります。
また職場によっては看護師と看護助手との間には溝があり、そのことで悩む人もいます。
人間関係にどう対処していいかわからなくなり、その結果退職するという選択肢を選ぶこともあります。
身体への負担がかかる
患者さんの入浴や移動介助、体位交換など体力を使う仕事が多く、身体への負担がかかりやすいです。
場合によっては自身より重い人を支えることもありますので、腰への負担から腰痛に悩まされる人も少なくありません。
また夜勤業務ですと、生活が不規則になり、体力的につらいと感じることがあります。
こうしたことから、看護助手の仕事がきついと思う方もいらっしゃいます。
職場の教育体制が不十分
医療業界は人手不足の傾向にあり、新人への教育が不十分な職場もあります。
基礎研修が不十分ですと、職場に慣れるまでに時間がかかり、余計なストレスを抱えやすくなります。
知識の飲み込みが早く、すぐにいろいろな職場に溶け込める人であれば問題ありませんが、そうでないとつらいかもしれません。
辞めたい時でも看護助手として働くメリット
このように、看護助手として働く上ではさまざまな問題がありますが、それでも働く上でのメリットはあります。
社会的に需要が大きい
少子高齢化社会では医療従事者の需要は多く、患者さんを直接サポートできる看護助手も重宝されています。
そのため、求人サイトでも看護助手の募集を見つけやすいです。
常に必要とされる仕事ですので、誇りを持って働くことができます。
周りの人から信頼される
看護や介護に携わる仕事なので、関連する知識や経験が自然と身に付きます。
こうした知識は病気や怪我をした際の手当て方法や接し方にも応用できます。
しっかり知識が身に付いていれば、家族や周囲の人から信頼を得られるでしょう。
看護助手を辞めたい気持ちを乗り越える方法
看護助手の仕事を辞めたいと思っても、次の方法で乗り越えることは可能です。
資格取得でキャリアアップを目指す
看護助手の場合、
- 介護職員初任者研修
- メディカルケアワーカー
- 看護助手認定実務者試験
などの資格を取得すると、業務がはかどりやすくなり、仕事でのトラブルをある程度避けられるようになります。
また専門性を高めることで職場での評価が上がると、ケアワーカーリーダーや介護主任などの役職にキャリアアップすることも可能です。
役職に就けば役職手当が付くので、モチベーションアップにつながります。
転職してみる
どうしても今の職場に馴染めないのであれば、転職してみるのも一つの手です。
看護助手の求人は多いので、きちんと転職活動に取り組めば次の職場が見つかります。
転職サイトやエージェントを活用すると転職活動を容易に進めることができます。